2021/07/28 17:00

CBDにはPMS(月経前症候群)や生理痛などの女性特有の悩みを緩和する効果があります。

PMSは月経開始前の3〜10日間続く精神的または身体的な症状で、女性の75%が経験しています。言い換えると、女性は閉経までの期間、約3週間に1回PMSを経験しているのです。

症状は様々で、現在、約150種類の症状が存在すると考えられています。一般的には、神経過敏、倦怠感、睡眠障害、集中力の低下、腹部の張などがありますが、これらはほんの一部にすぎません。

今回は生理前に起こるPMS症状とCBDの効果について説明します。



PMS(月経前症候群)の症状は?


症状は人によって異なり、さらに月ごとに異なる可能性もあります。
一般的な症状は次のとおりです。

・気分のむら
・動揺したり、不安になったり、イライラしたりする
・倦怠感や睡眠障害
・膨満感やおなかの痛み
・乳房の張り
・頭痛
・肌あれや頭皮のベタつき
・食欲や性欲の変化


 

PMS(月経前症候群)の原因


PMSの原因は現在も研究され続けていますが、いくつかの要因が影響していると考えられています。


【ホルモンの周期的変化】

月経前症候群の兆候と症状は、ホルモンの変動に影響され変化します。ただし、妊娠中または閉経後には症状は現れません。


【脳の化学変化】

気分や情緒に影響を与える脳内化学物質セロトニン(神経伝達物質)の変動が、PMSの症状に影響を与えます。セロトニンの量が不十分な場合、月経前のうつ症状だけでなく、倦怠感、過食、睡眠障害の原因となる可能性があります。


【うつ病】

重度のPMSが見られる一部の女性はうつ病を患っている場合があり、PMSに更なる影響が及ぶ可能性があります。




PMS(月経前症候群)の治療


婦人科医、精神科医、またはカウンセラーにより下記のような治療方法を用いることがあります。

・ホルモン剤–複合避妊薬など
・認知行動療法–会話療法
・抗うつ薬


医師は月経前症候群の症状を軽減することを目的とし、排卵を止めるためのホルモン避妊薬を処方する場合があります。激しい気分のむらが現れる場合は、抗うつ薬が処方されることもあります。しかし、これらの治療は、一部の人にとっては効果的な方法かもしれませんが、リスクを伴います。抗うつ薬には副作用の可能性があり、ホルモン避妊薬は妊娠しようとしている女性にとっては選択肢にはなりません。


 


CBDはPMSの症状に役立つの?


CBDは、軽度から中等度のPMS症状を緩和すると言われています。


【気分のむら、不安、過敏症】

2014年の研究では、CBDがうつ状態を軽減する証拠が示されました。研究者は、CBDに抗うつ薬に似た効果を発見しましたが、これまでの研究は動物を対象にしたもので、将来人間を対象とした研究が必要です。 2015年の研究では、CBDが強迫症状、社会不安、人前で話す時の不安のコントロールに役立つ可能性があると発表しています。


【睡眠障害】

月経前症候群の一般的な症状である睡眠障害は、月経前に寝つきが悪くなるだけでなく、疲れを感じて目を覚ましたり、長時間継続した睡眠が取れない状態も含みます。 ラットにCBDを投与した実験では、睡眠時間の増加が観察されました。


吐き気や嘔吐】

2011年にBritishJournal of Pharmacologyに発表された研究によると、CBDはエンドカンナビノイドシステムに作用し、嘔吐や悪心を緩和することができるとされています。


【ニキビ】

多くの女性が生理前と生理中にニキビに悩まされています。2016年の皮膚科医による研究で、CBDの抗炎症作用によりニキビが軽減されることがわかりました。




なぜPMS緩和のためにCBDを使用するの?


【安全性】

WHO(世界保健機関)はCBDの日常使用を安全であると認定しています。また、CBDには依存性や中毒性がありません。植物から抽出されたCBDオイルは自然治療法として世界中で使用されています。


【毎日の生活に取り入れやすい】

PMSの症状緩和のためにCBDを毎日の生活に取り入れることは非常に簡単です。CBDオイルは、継続的にそして長期的に摂取するのに理想的な製品です。また、PMS症状緩和を目的としたCBD配合の入浴剤もあります。製品ごとに表示された用法・用量をよく読み、使用を開始してください。





参照